呼吸は、意識していてもいなくても、私たちの中で常に行われているものです。 でも、ほんの少し注意を向けるだけで、呼吸の仕方が変わり、その変化は、私たちの姿勢、動き方、感じ方、そして周囲の世界との関わり方までも、劇的に変えていく力を持っています。
呼吸シフト(KokyuShift)は、私自身の体験から生まれました。
「どうすればもっと楽に動けるんだろう?」3度の手術を受けた後、ずっと探索していました。 思うように動かない身体に戸惑う一方で、予想外の力に驚かされる瞬間もありました。
そうした経験を通して気づいたのは、「本当の“楽さ”は、頑張ることやトレーニングで筋力をつける前にまず、無理をやめ、自然な状態に還ることから生まれる」ということでした。
呼吸シフトは、身体を鍛えたり追い込んだりするものではありません。 呼吸と姿勢に意識を向け、ささやかな動きの中で、本来の行動力・直感力へと“シフト(変化)”させていくためのツールです。
必要なのは「何かを足すこと」ではなく、「手放すこと」「循環させること」。
呼吸を通して、自分という存在を“最適化”する。
一番楽に動き、能力を最大限に発揮する
それがKokyuShiftの目指す「シフト」の姿です。
こんにちは、Riye(りえ)です。ボディー&ブレスワーカーです。
手術後の痛みやむくみを経験する中で、身体の機能や動きの作用の仕方に、ますます興味を持つようになりました。
また、力の出せない状態で、「こんなに少しの力でも、日常生活ってできるものなんだ」、「今まで随分緊張して、力んで生きてたんだな」と気づき、よりシンプルで軽い動きへと戻ることで、本当の意味で身体が楽になるのだと知りました。
今は、日本に古来より伝わってきた身体のあり方にインスピレーションを受けながら、少ない力で、より意識的に身体を使う方法、そしてそれが呼吸と大きく結びついていることを日々探求しています。